こんにちは。
60才おじさま経営者の専属WEBサポーター・つるはらひとみです。
WEBに苦手意識がある人は、SNSは世界中から見られると思っている人が多いことに最近気が付きました。
確かに世界中から見ることはできますし、家の周りや個人情報を特定されたら怖いですよね。それで被害に遭った人もいます。
しかし、SNSは世界中に発信しているわけではありません。
なぜなら日本語は外国語圏の人には暗号だから(笑)
ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベットの4つが複雑に絡み合った言語は他にありません。
漢字もいろいろな読み方がありますよね。
10年日本に住んでいる中国人の友人が「日本語は漢字とひらがなが混ざると未だにわからないときがあるし、漢字の読み方もたくさんありすぎて難しい」と言っていました。
普段から漢字を使っている中国語圏の人ですら、日本語は読めないと感じているのです。
ですので、日本語で発信をしていれば最大でも1億7500万人にしか届きません。
(文部科学省HP:世界の母語人口(上位20言語)より)
世界中から見られると言っても、海外に住んでいる日本人か、日本語を勉強している外国人までしか見られないのです。
翻訳サイトの精度が上がったとはいえ、翻訳にかけてまで読みたいと思うのは相当なあなたのファンだけ。
むしろそこまでして読んでくれる人はお客さんになってくれるかもしれないので、怖がっていないで大事にしたほうがいいです(笑)
が、ほとんどの人は海外にそこまでのファンはできません。
さらに、SNSの特徴からしても海外までは届きにくくなっています。
Twitterは文字数制限があるので、少ない文字数で伝えられる言語圏でしか流行っていません。
世界トレンドを見ても半分ほどは日本語のワードです。
Facebookやブログも日本語で長文を書いている限り、きちんと読めるのは日本人と日本語がわかる外国人だけです。
Instagramは海外の人もわかるから交流が広がって流行った、と言われていますが、それはあくまで写真の話。本文まで読んではいません。
しかもInstagramは拡散機能がないので、ハッシュタグで検索をしなければ見つけることができません。
ハッシュタグを日本語で付けている限りは、日本語がわかる人にしか届かないようになっているのです。
本当に気をつけなければいけないのは、日本に住んでいる人に特定されないようにするということです。
個人情報を載せないのは言うまでもありませんが、背景にも気をつけてください。
「近所を散歩していたら桜が綺麗に咲いていました」と写真付きで載せた場合、その付近を知っている人ならあなたの住んでいる地域を特定できます。
家の中なら大丈夫と思いがちですが、賃貸に住んでいる場合は壁紙やドア、間取りなどからマンションを特定されたという事件もありました。
さらに言うと、自撮りを載せたときにあなたの瞳に映っているものから、場所や個人を特定されることもあります。
アプリでモザイクをかけても、それを消す技術もあるので気をつけてくださいね。
SNSは世界中から見られるけれど、世界中に発信しているわけではありません。
むしろ画像を載せるときに個人を特定されるものがないか、という点に注意しましょう。